A免除試験の条件を手早くクリアしたい人向け｜BizLearn 基本情報技術者試験講座レビュー
私はBizLearn 基本情報技術者試験講座を使って、基本情報技術者試験の科目A試験免除制度の修了試験(以下、A免除試験)を受験し、合格しました。
結論から言うと「A免除試験の受験条件を手早くクリアする」目的なら、かなり相性が良い講座だと思いました。
- BizLearn 基本情報技術者試験講座のレビューを知りたい
- 実際に基本情報技術者試験の科目A試験免除制度を受けた人の意見を聞きたい
- どんな人に向いている講座か、どんな人に向いていない講座かを知りたい
なお、A免除試験を受けてみての感想や、私が行った勉強方法については、別記事にてまとめています。
BizLearn の基本情報技術者試験講座にした理由
BizLearnにした理由としては、
- オンラインで受講できるから
（独学で多少基本情報を勉強したので、手早く済ませたかった） - 値段が安い
の2点が理由でした。
受験タイミングによって受講料の割引（最大30%）があったり、「ITパスポート試験対策講座」がついてくるので、値段は流動的です。
A免除試験の直前だと割り引き額が高くないので、もし受ける場合は早いタイミングで購入した方がいいと思いました。
他社にも似たようなサービスはありますが、BizLearnはA免除付きの科目A免除＋科目B対策コースが¥35,475と、同種の講座の中でもかなりリーズナブルな価格帯でした。
良かった点
それでは、私が実際に受講して、良かった点を紹介していきます。
A免除試験の条件がシンプル
BizLearnでA免除試験を受けるためには、以下を満たす必要があります。
- 実力養成レッスンの中にあるエクササイズ（章の修了問題）19問を全て回答する
- 修了確認テストを行う(過去問25問)
※エクササイズを全て回答した後に回答可能 - 修了確認テスト後のアンケートに回答する
※修了確認テストを全て回答した後に回答可能
なお、他社ではA免除試験の条件として、学習時間を指定している会社が多い印象です。
- 資格の大原
- 修了試験前日までに６８時間以上の学習を行う
- 独習ゼミ
- コース科目A分野の「修了テスト」に合格
- 67時間以上の学習時間登録を行うこと
- iTEC
- 全ての必須課題テストを受験し、必須課題テストの正答率が70%以上
- 累計学習時間が、70時間以上
他社と比べるとBizLearnは講座の終了のみなので、形式的な学習時間の縛りがない点が特徴です。
私はすでに基本情報の学習経験があったため、メインの講座は流し読みして対象のテストを早く解くことに専念し、修了条件を満たすことを優先しました。
私は過去に学習経験があり、また、講座ではなくIPA公式から直接ダウンロードした過去問を中心に行ったため、A免除試験除合格時点で、BizLearnのシステム上では、約17時間しかカウントされていませんでした。
結果的に、学習時間が条件になる講座を選ばなくて正解だったと感じました。
記述式の修了確認テスト
修了確認テストは記述式であるため、講座を振り返らないと回答が難しい内容でした。
本番同様の4択の選択式テストではないので、別の基本情報の問題集やったことがある人でも、手応えを感じると思います。
徹底対策演習が優秀
A免除試験の条件の対象外である、徹底対策演習がかなり優秀でした。
全557題の過去問が重要度別にA~Cにジャンル分けされており、過去問も基本情報・A免除試験だけではなく、 応用情報技術者試験や高度情報処理技術者まで幅広く網羅されておりました。
普通に過去問をやっただけでは回答できない問題も対策できたのが良かったです。
また、過去問をピックアップした、出題数60問、制限時間90分の模擬テストを何度でも受けられるため、「この講座だけ受ければ大丈夫」という宣伝文句のはあながち間違っていないように思いました。
微妙だった点
それでは、私が実際に受講して、微妙だった点を紹介していきます。
チューター制度
BizLearn 基本情報技術者試験講座は、チューター制度に定評がありますが、私には少し合いませんでした。
即レスで返してくれて、丁寧な回答ではあったものの、知りたいポイントをぼやかして回答されてしまう点が気になりました。
また、画像添付や講座のURLリンクで質問できる機能がないため、質問するために文字起こしする手間がかかり、結果的に自分で調べる方が早いと感じることが多かったです。
分からないことはAIに聞ける今の時代だからこそ、チューター制度は人によって相性が分かれるように感じました。
今後はチューターの役割の再定義が必要になっていきそうです。
索引性がイマイチ
オンライン学習のデメリットでもありますが、索引性がイマイチで、振り返るときにどこに問題が書いていたか分からなくなりました。
BizLearnの講座はオンライン学習のみので、WEBに掲載されているテキストを読みながら進めていく形式のため、紙面のテキストはありません。
索引機能は一応ありますが、あくまで用語検索なので、学習内容振り返るときには不向きです。
また、オンライン学習の内容をPDF化したファイルもダウンロードできましたが、PDFのテキスト検索が不可でしたので、索引性がイマイチなのには変わらず。
せめてPDF上ではテキスト検索できるようにしてほしかったなと思います。
