私の出身高校はいわゆる「自称進学校」で、高校1年生の1年間だけ、自称進学校の特進クラスでした。
私は現在WEBデザイナーとして働いていますが、母校に感じた違和感と、そこから学んだことを書いていこうかと思います。
個人的な感想としては、言われたことをきちんとやる真面目な人ほど、「自称進学校」に向いていないと思いました。
なぜなら、「自称進学校」の一番の問題は、「目標を解決するために、試行錯誤する経験を妨げる」ことだと思うからです。
学校で出される勉強が間違っていると気付いた高校生時代
私は高校1年生の1年間だけ、自称進学校の特進クラスでした。
そこでは、世界史の問題集から、用語を覚えるための小テストを毎週出されおり、その内容はとてもマニアックでした。
特に私は名詞を覚えるのが本当に苦手で、小テストでは何度も居残りさせられました。
そんな絶望の中、ある疑問をいだきました。
あれ?センター試験はマークシート式じゃね???
私は当初から理系志望でしたので、二次試験で世界史をやるような大学に行く予定はありませんでした。
最低限使うセンター試験はマークシート方式であるため、名詞そのものを覚えるのでは意味がなく、その背景もあわせて覚える必要があります。
つまり、私にとって「用語を覚えるための小テスト」が、大学受験としてはとても遠回りすぎたのです。
このことに気付いた私は、課題を諦めて別の勉強に専念することに。
中学生向けの参考書を購入し、基礎を固めることを意識しました。
そしたら皮肉なことに、高校1年の後半には、校内模試の上位にランクインするまでに、成績を上げることに成功しました。
私が簡単に他人を尊敬できないのも、このような体験があったからなのかもしれません。
「自称進学校」の特進クラスで学んだこと
じゃあ、「自称進学校」の特進クラスに行って何を一番学んだかというと、
「人によって覚えやすい方法が違う」「他の人と比較せずにコツコツやる」
という当たり前のことかもしれません。
友達にやり方を聞いて、用語をノートにひたすら書いたり、用語に関する絵に書いたりしてみましたが、覚えるスピードが全然違いました。
一方で、全体のざっくりとした概要を把握してから、細かい用語を覚えるようにしたところ、すんなり頭に入りました。
最終目標は大学受験の合格なのですから、周りの声に惑わされず、自分にあった道を進めば問題ないのです。
高校生だった自分に伝えたいこと
高校の勉強は社会に直接的に役立たないことも多いかもしれません。
しかし、高校生のうちに「自分が覚えやすい覚え方」を身に着けることで、大学や社会でより専門的な知識を学びやすく、人生をより楽に生きることができると思います。
また、「高校受験」という共通の目標に対してどのように考えて目標達成したかの経験も、実際の社会に通じるのではないかと思います。