家にiPad Airがある。
しかし、iPadを使いこなせそうにない。
iPadを買ったきっかけ
私がiPadを買ったのは、私がたまたま店に入った時に、バイト先で相当優秀だった先輩が、大学卒業後にApple Storeで働いていたためである。
私は先輩がすごいところに就職できた噂は聞いていたが、どこ店かは聞いてなかったので、ふらっと入った店舗で先輩と出会った時は驚いたものだ。
その時、MacBookもスマホも持ってたので、気になっていたiPadを衝動的に買ってしまった。
帰った後に、デカデカと「〇〇(先輩の本名のローマ字読み)の接客はいかがでしたか?」と書かれたメールが届き、大爆笑したものだった。
その時のiPadは、単純に重かったりタッチペンがすぐに壊れたりしたので、2年経たないうちにiPad Air(2020年・第4世代)に買い替え、いまだに現役である。
iPadの用途
iPadを購入してから5年以上経つが、iPadの使い方はいまだ試行錯誤の連続だ。
仕事道具の補佐としてのiPad
最初に買った時にiPadで想定していた用途は、仕事道具の補佐だった。
議事録をiPadで書いたり、PDFで指示するために色々書いたり….
しかし、
- iPadで作業するとデータ移行がめんどくさい。
- 私は字が汚いので、手書きで書いた書類で共有したくない。
- (当時の会社は)紙で印刷された資料を渡されることが多かった。
そうなると、使える用途がほとんどなくなってしまった。
なので何かに使えないと考え、iPadをデュアルディスプレイとして使うことも試してみたが、遅延が多く、使い勝手が良くない。
別にモバイルモニターを買ったら、接続も安定しているし、何よりiPadよりも軽い。
気がつくとiPadは、家に置きっぱなしになってしまった。
なんだかんだMacBookの一元管理が一番
デザイナーのように、1つのアプリでガッツリやるなら向いている。
だけど、私の仕事柄、FTPを使ったり、ブラウザを複数立ち上げて仕事するので、iPadとは相性が悪すぎた。
勉強道具としてのiPad
iPadを文鎮化するのは良くないと思いたち、私はYoutubeでGood Notes のアプリで勉強する方法を学んだ。
この動画を参考にしながら、私はiPadで資格勉強をしてみた。
しばらく勉強していくうちに、相性のいい資格とそうじゃない資格があることがわかった。
特にWEB解析士のような在宅で資格取得できる資格はものすごく相性がいい。
Good Notes はPDF内をテキスト検索できるので、在宅で資格取得=試験中に調べてOKの資格との相性がめっちゃいい。
また、ITパスポートのように、選択式で、過去問を勉強してなんぼの資格とも相性がいいように思った。
過去問のPDFをダウンロードして直接書き込めるので、過去問を勉強がものすごくしやすい。印刷不要ですぐに勉強に取り掛かれるのがすごい楽だった。
13インチ以上のiPadや、複数台のiPadが欲しくなるが。。。
一方で、細かい計算や専門の図作成したり、問題文が複数ページにわたる長い資格には相性が悪いように思った。
iPadでは、文章を最後まで集中して読むのがなかなか難しい。
回答用紙として使っても「狭さ」がストレスになる。
特に相性が最悪だったのは簿記。仕訳や表を手で書いて覚える過程が大事な資格は、やはり 紙のノートにガンガン書いたほうが断然やりやすい。
「iPadを2台使えば…」とかとも思ったけれど、正直そのためだけに買い足すのはちょっと違う。
13インチ以上のiPadだと、持ち運ぶ時の重量がきつい。
だったらもう、紙の方がコスパも使い勝手もいいや、という気持ちになる。
楽譜代わりとしてのiPad
最近は、楽譜代わりとしてのiPadを使っている。

楽譜系のアプリは様々あって、中には、ウィンクをするとページがめくれる機能があるアプリもある。
ただし、私がやっている合唱の場合、楽譜用の細かい機能は不要で、むしろ、書く専門のGood Notes と相性がいいように思った。
私個人としては、楽譜は綺麗に書くのではなく、パッと見てどういう指示があったかを思い出せる書き方がいいと考えている。
なので、手書きでザザザっと書けて、かつ蛍光ペンなどで目立たせられるiPadとは相性がいい。
さらに、
- 本番前にスマホで直前まで見直すことも可能。
- 本番時のフォーメーション表などの”手引き”も楽譜と一緒にまとめられるので、資料をなくすことがない。
- ピアノアプリとの行き来もしやすい
というようなメリットもあるので、かなり重宝している。
充電がなくなった時は使い物にならない
ただ、充電がなくなった時は使い物にならないので、前日に充電器に刺す準備が必要である。
また、iPadが壊れて動けなくなる可能性があるので、万が一のために、紙の楽譜はカバンに入れておく必要がある。
先生の顔を見る必要がある。
また、初めての会場に行くときは、iPadを使っていいかわからないので、周りの顔を見ながら恐る恐るiPadを取り出している。
かなり年上の先生の前でiPadを使うのは抵抗がある。
自宅でスマホの充電が切れた時用のiPad←一番多い
自宅でスマホの充電が切れた時にiPadを使っている。
動画を見ていた時に充電が切れてブツっと切れた時に、iPadに切り替えたりしている。
また、有線でスマホとテレビを繋げてミラーリングしている時は、スマホが使えないのでiPadを使ったりしている。
スマホの代替としてiPadを使うことが多く、あまりスマホと使い方が変わらない気がする。
Cellularモデルがないと完全な代替が難しい
一方で、Cellularモデルがないと完全な代替が難しい様に思う。外出先ではスマホの充電が切れる = iPadの通信ができなくなるのは辛いので、どっちみち携帯の充電器が必要になる。
iPadをどう使うかの悩みは尽きそうにない。
iPadは決して「ダメな子」ではないけれど、すべての場面で万能でもない。
iPadをどう使うかの悩みは尽きそうにない。
最近では、学校教育でもiPadを使った授業が当たり前になってきたけれど、お金を投資できる大人の私でさえこんなに使い方に苦戦している。
今の子どもたちは本当に使いこなせているのだろうか……と、少し心配になる。
今の私にとって、iPadは「あると便利。でも主役にはなりきれない相棒」
——そんな、食洗機のような存在かもしれない。