WEBディレクション

経験に左右されないクオリティを維持するためには「資料作り」が大切。

個人的に、フリーランスではなくて会社に依頼する依頼するメリットの一つが、会社としてある程度制作のフローが決まっているため、誰に頼んでも安定して着手出来るところだと思います。

例えばコーダーの場合、案件に着手する前に

  • デザインカンプ
  • 企画書
  • ディレクトリマップ
  • ワイヤーフレーム
  • 仕様書

というような資料は確認しておきたいですし、必要な資料は案件により大きく変わるものではありません。

決まった資料が依頼する度にきちんと準備されていることで、質疑応答の回数や出戻りの回数が減り、スムーズに着手することができます。

資料がディレクター任せの会社は、担当者の「質問力」によってクオリティが左右される

一方で、必要な資料の判断はディレクター個人に任せられている会社もあります。
コーディングに必要な資料が事前に準備されておらず、あったとしても質問しないと出てきません。

そこで必要になるのはコーダーのディレクターに対する「質問力」。
それはつまり、コーダーの質問力の有無によって制作物のクオリティが変わることを示しています。

そもそも、質問しないと出てこないということは、
お客様にも説明していない、説明していたとしても文章で残していないということなので、
後から修正が多く出てくるのは当たり前ですよね。

環境の整っていない状態で依頼すると新人が辛い思いをする

ふわふわとした要件で辛い思いをするのは、何を質問すればいいかわからない新人です。

質問していい「ライン」が分からないため、とりあえず作業に着手した結果、修正が多く発生します。
そこで言われるのは「要件を詰めなかったディレクター」ではなく「質問しないで進めたコーダー」になりますので、新人にかなり辛い思いをさせることになります。

新人の限界を感じたときに経験者を導入させることもありますが、大きなサイトであればあるほど、後から修正するのが大変です。

サイトを1から修正していたら納期に間に合わないため、取り急ぎ影響範囲が狭そうなところから着手します。
納期内で出来る限り修正し、なんとか「納品」まで持っていった制作物は、とても「キレイなもの」とは言い難いかと思います。

経験不足を補い合える環境作りの一つが「資料作り」

経験不足は上司や同じ職種内だけでなく、会社全体でしていくものです。

本当は上司がつきっきりで見てあげれればいいのですが、案件の大小や予算により必ずしもそう出来る訳にはいきません。

例えば、「こういった形でデザインされているものはスクロールされる」等のカンプの見方が分からないので、同じプロジェクト内のディレクター・デザイナーさんが「説明してあげる」ことが重要です。会社全体で経験不足を補い合えるが出来るからこそ、お客さんはフリーランスではなく会社を選んでいる一面もあると思います。

それは、コーダーが新人さんだった場合だけではなく、デザイナーさんやディレクターが初心者であった場合も同様に感じています。

とはいっても、他職種である以上、実際にそこまで細かい対応は難しいので、
せめてコーディングを作るにあたり必要な資料を整えるくらいは、社内のルールとして決めてほしいなと思っています。