サイト制作

コロナ禍でのWEB制作事情をまとめてみた。

コロナ禍により、色々な仕事が苦難を強いられるかと思います。

その中で「WEB制作の現場では、コロナ禍ではどういう変化があったの?」と質問をされることがたまにあります。

今回、制作会社の1社員である私の意見になりますが、コロナ禍でのWEB制作事情をまとめてみました。

私のWEB制作会社の背景
  • 私は社員数25名ほどの中堅WEB制作会社
  • WordPressの案件9割、平のHTMLサイト1割
    ※CMSはWordpress以外やっていない
  • 直依頼とコンペで仕事を獲得することが多い
  • 広告代理店の経由はほぼなし。

コロナ禍でのWEB制作現場での変化

私が感じた、コロナ禍でのWEB制作現場の変化を紹介します。

1.リモートでの仕事が増えた

まず、仕事面での大きな変化といえば、リモートの作業が増えたことです。

在宅での作業が増えた

やはりコロナ禍での一番の変化は、在宅の作業が増えたことです。

特にデザイナー、エンジニアは在宅が中心になり、出社する機会が全くなくなりました。

先月、社内のデザイナーさんにに久しぶりにあったのですが、直接会ったのはおおよそ1年ぶりでした。

また、チャットで何度もやりとりしている人が、実際に会ってみたら結構な年上で驚いたことも多くありました。

お客様との打ち合わせは基本ZOOM

お客様とのやり取りは、基本ZOOMなどのツールを利用してのWEB会議になりました。

ZOOMだと移動時間を割かずに済むため、より気軽に打ち合わせが出来るようになりました。

また、コロナ禍の影響でリモート会議に抵抗がなくなったお客様も多く、群馬や京都などのちょっと遠い場所からの依頼も増えました。

2.改修案件の依頼が増えた

コロナ禍によりWEBサイトを見直したいお客様が増え、改修案件が増えました。

WEBベースで開催されるLP作成はもちろんありましたが、他にもこのような依頼が増えたように感じます。

限定公開ページの作成

例えばですが、限定公開ページを設置するご要望が増えました。

私の会社は学校関係が多いのですが、緊急事態宣言の影響で急な変更が余儀なくされる可能性があるため、学生だけに公開できるパスワード付きのページをご要望する声が増えました。

フォームの作成

WEBベースでの開催になり、出席やアンケートを取る目的で、フォームを作成したいという声も多数ありました。

中には「フォームを自分たちで作成しやすいサイトにしてほしい」とご要望をいただくこともありました。

3.WEBサービスに力を入れている会社が伸びてきた

以前は「こういうことしたいんだよねー」的な相談を受ける側だったのですが、
「〇〇(サービス名)にいくリンクを設置したい」
「作ったんだけど、ファイルを設置したら公開できると聞いたんだよね…」
的な、よく名前を聞くWEBサービスが増えたように思います。

マップ

学校関係の場合、オープンキャンパスなどの人数制限の影響を考え、360°キャンパスマップが人気のようです。

会員サイト

また、リモートでやり取りする機会が増えたことで、会員限定サイトを設置してほしいご要望も増えました。

こちらのブログでも、何回かご紹介しております。

ユーザーログイン履歴@WP公式[/blogcard]

インターネット出願システム「miraicompass」

miraicompassというインターネット出願システムを使うお客様が増えた気がします。

以前からあるサービスではありますが、コロナ禍により利用学校が増えていると感じます。

4.予算の減少による費用の見直し

コロナ禍による不景気からか、予算の現象や固定費の見直しをしたい声が増えてきました。

HTMLサイト

HTMLサイトを求めるお客さんがおり、理由を聞いたら切実なものでした。

社内の決まりでWordpressが使えないというのもあったそうですが、
それ以上の理由として、来年度以降の予算の見通しがたたず、保守費用を払える見込みがないとのことでした。

予算の上限もあり、現在保守されている制作会社さんから断られてしまったようで、
別案件で関わっていた私の会社にお話が回ってきた模様でした。

担当者さんも依頼先を探すのが大変な模様でして、そりゃそうだよな…と同情してしまいました。

固定費の見直し

とある大手企業の会社さんから相談がありまして、
コロナ禍で固定費を見直したところ、現在のWEBサイトは国内有数のメーカーが保守をしているため費用が高く、もっと安いところに依頼したいというものでした。 

現在の費用を聞いたらところ…
WEB制作全体の相場を考えてみても、引いてしまうほどのボッタクリ価格でした。

きっとこういう会社が多いんだろうなぁ…と思うと、大手企業って羨ましいなと思うばかりです。

5.昨年はめちゃくちゃ忙しかったが、来年からは分からない

会社に聞いたところ、昨年(2020年)はめちゃくちゃ忙しかった模様でした。

どうやら、昨年度は予算がまだあり、WEBへの投資もまだ出来るが、来年以降はどうなるか見込みが立っていないようです。

最近では、昨年度にHTML制作を請け負った企業さんが、今年度は依頼がなくなったりしており、コロナで1年経った今でも将来の見通しが立たないままです。

コロナ禍でWEB制作会社として力を入れた方がいいこと

ここからは、制作会社の1社員である私の意見になりますが、コロナ禍でWEB制作会社として力を入れていくといいと思うことを書いていきます。

保守に力を入れる

新規案件よりも既存案件に力を入れて、固定客を逃さないことが大事になると思います。

結局はこれなのか…と思われるでしょうが笑

個人的に、「コロナ需要」と言われる制作の需要アップは、もう少しで終わると考えています。

今後の景気の見通しが不明なため、広告費、つまりWEB制作費に積極的に投資するお客さんが少なくなるということです。

そのため新規制作はそこまで増えず、既存案件のお客様の満足度向上に力を入れたほうがいいと思います。

例えばですが

  • WordPressのアップデートのやり方を見直し、不具合が起きた時にすぐ対応できるようにする
  • 毎月発行しているアクセス数のレポートをより見やすいUIに改善し、サイトの問題点を分かりやすくする
  • お客さんに提案できるような、新たなCMSやプラグインの調査

が上げられるかと思います。

リスクを分散させる

また、今のタイミングは待機時期だと見越して、リスクを分散させるために新しいことを始めることも、1つの方法だと思います。

  • 会社の強みを活かせる、未開拓の業界へアプローチする
  • 会社の弱点を補える人材の採用
  • 社員教育の強化

まとめ

  • リモートでの仕事が増え、仕事環境に変化があった
  • コロナ禍による環境変化により、改修依頼が増えた
  • 予算の減少による費用の見直しが続いている
  • しばらくの間は、保守やリスクを分散させることに力を入れたほうがよさそう