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資格

【体験談】基本情報技術者試験の科目A免除制度を受けてみた

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こんにちは。あやおり子です。

基本情報技術者試験の科目A試験免除制度の修了試験(以下、A免除試験)に合格しました!

調べたところ、ネットではあまり情報が落ちていませんでしたので、今回はA免除試験の体験談を書いていきます。

ここに記載の内容は2025年12月のA免除試験の内容になります。
当日の実施要項が変わる可能性がありますので、注意してください。

私のスペック

最初に、私のスペックを紹介していきます。

1年前にITパスポートに合格している

まず私は、1年前にITパスポートに合格しています。

ITパスポートを受けた勢いで基本情報の試験を申し込みましたが、
延期に延期を重ね、試験のキャンセルができなくなった1年後に受けることになりました。

1回目の受験:科目Bだけ合格点に達せず、不合格

1回目の受験では、科目Aはギリギリ合格したものの、科目Bはギリギリ合格せず、不合格になりました。

科目A評価点 625点
科目B評価点 550点

※科目A・Bどっちも600点以上で合格

2回目の受験:点数が下がった

1回目の受験から2ヶ月後に2回目を受験したところ、どっちも点数が下がってしまい、不合格になりました。

科目A評価点 575点
科目B評価点 535点

※科目A・Bどっちも600点以上で合格

基本情報に落ち続けてもめげずに受けるか、金をかけてA免除試験を受けるか。

3回目を受けるときに、仕事の都合で体調不良を起こし、受験期間が空いてしまいました。

それで、いざまた受けようと思った時、たまたまA免除試験から3ヶ月前と、講座を受けるにはちょうどいいタイミングでした。

基本情報に落ち続けてもめげずに受けるか、金をかけて(つ講座を受けて)A免除試験を受けるか悩みました。

ただ、A免除試験は通常の基本情報と違い、受けられる日時が限られているため、このタイミングでA免除試験の講座を受講し、A免除試験を受けることを決意しました。

A免除試験を受けた理由

もちろん、A免除試験の講座を受けるにはちょうどいいタイミングだったからという理由の他にも、A免除試験を受けた理由はあります。

AIの時代だからこそ、将来的に資格の意味が相対的に上がると感じたから

今はAIの時代です。なのでReact.jsで制作したサイトや、WordPressのプラグイン制作の実績を提出したとしても、どこまでAIで書いたものか、また、どこまで自分でコードを書いたものか、判断がつきにくいと思いました。

なので、就活をする際に、自作のサイトを作り込むかどうかにより、書類が通りやすくなるかどうか分からないように思いました。

また、面接でコードを細かく聞かれる可能性はありますが、すべての質問を想定して対策するのは現実的ではありません。

なので、資格を取ることで、「最低限の知識を、自力で理解している」ことを第三者が一発で判断できる材料になるのではと思いました。

実務寄りのサイトを作るほど、基礎的なアルゴリズム力が避けられないと思った

React.jsを勉強したときに、配列やオブジェクトを使ったプログラミングが多数出てくることを感じました。

以前受験した基本情報では、科目Bの配列やオブジェクト周りのプログラミングで苦戦した印象でした。

A免除試験を受ければ、B免除の勉強時間により時間を割けるため、今後のスキルアップにつながるのではと思いました。

私の勉強方法

私は『BizLearn 基本情報技術者試験対策講座』を経由して、A免除試験を受けました。

BizLearn 基本情報技術者試験対策講座

BizLearnでA免除試験の受験資格を得た後、IPAに掲載されている過去問を中心に勉強していきました。

1. BizLearn 基本情報技術者試験対策講座内を受けて、A免除試験の受験資格を得る

まずは合格資格をゲットしないと始まらないと思い、BizLearn 基本情報技術者試験対策講座 を受けて、A免除試験の受験資格を得ることを優先しました。

講座の内容を流し見しながら、章の修了問題にあたるエクササイズ問題を解き、指定された問題に回答しました。

問題は記述式のため、テキストを読んでじっくり読んで回答するのではなく、なるべくテキストにある言葉を盛り込んだ言葉で回答するように意識しました。

2. IPAの公式サイトに掲載されている過去問を解く

BizLearn から離れて、IPAの公式サイトに掲載されている過去問を解きました。

勉強の流れとしては、以下の手順を繰り返して進めました。

  1. iPadで解く: 分からない用語があったら印を入れておく
  2. 添削
  3. 見直し : 間違った問題や不明な用語があったら、AIやGoogle検索を使って1問ずつ丁寧に調べて問題用紙を追記しました
iPadで解いて見直しした問題

Geminiでは無料の範囲で画像を添付して質問できるので、1問ごとにスクショで撮影した過去問を添付して質問していました。

また、Googleで「基本情報 〇〇(キーワード)」と検索すると、キーワードに関連した別の基本情報の問題もヒットするので、理解を深めるのに重宝しました。

最初は、見直しまで終わるのに2日かかる日もありましたが、次第にペースが上がり、過去問1回分を1日足らずで解けるようになりました

また、合格点に達してきたタイミングで、「見覚えはあるのに間違えた問題」は別のノートにまとめ、後から見返せるようにしました。

A免除試験の過去問を解き始める

2023年6月〜2025年7月の9回分を、過去に遡って過去問を解きました。

科目A試験免除制度 基本情報技術者試験

講座の問題も解いたのに合格点に達せずに悩んでいましたが、友達から「点数は指数関数のように急に上がるもんなんだよ」と言われて、地道に解くことに。

すると、あるタイミングを境に急に点数が伸びて、安定して合格点に達することができました!

点数の推移は以下の通りです。(60点満点中36問以上で合格)

  • 2025年7月: 33点
  • 2025年6月: 30点
  • 2025年1月: 28点
  • 2024年12月: 33点
  • 2024年7月: 38点 ←急に点数が上がって合格点に達する
  • 2024年6月: 40点
  • 2024年1月: 40点
  • 2023年12月: 37点
  • 2023年6月: 48点
  • 2023年1月: 55点※

※2023年7月の過去問は、個人的なダウンロードミスで回答していませんでした。
※2023年1月の試験は旧制度のため、80点満点中48問以上で合格でした。

基本情報の公開問題を解く

A免除試験の過去問だけでは、直近の試験範囲の対策ができるか不安でした。

なので、旧制度の2023年1月より前の模試を解き進めるのではなく、新制度以降の基本情報の科目A試験の公開問題を解くことにしました。

例: 問題冊子・解答例(2025年度、令和7年度)

こちらは、新制度に入ってから公開された、2025年〜2023年(サンプル問題含む)の4問を解きました。

基本情報の科目A試験は過去問道場に解説が書いてあるので、分からない問題の解説も調べやすいです。

A免除試験の過去問は、検索しても解説がない問題もあるので、A免除試験まで時間がない人は、こっちを解くのもおすすめです。

私の場合、A免除試験の過去問ですでに点数が安定して合格点に達していたので、全20問中13点〜15点は安定して解けており、公開問題では比較的サクサク進めていました。

『BizLearn 基本情報技術者試験徹底対策演習』を受ける

ここの時点で、すでに残り1週間切っていました。

解いた問題の見直しもいいですが、私の性格的に、解いた問題の見直しはモチベーションが上がらずペースダウン。どうやって進めようか悩んでいました。

そこで、BizLearn に戻って、全く着手していなかった徹底対策演習をやってみたところ、それがかなり優秀でした。

全557題の過去問が重要度別にA~Cにジャンル分けされており、過去問も基本情報・A免除試験だけではなく、 応用情報技術者試験や高度情報処理技術者まで網羅されておりました。

残り期間の問題で、Aランクの問題のみ、模擬テスト1回だけしか解けませんでしたが、間違った問題をスクショして、ノートに解説をまとめていました。

この演習問題に気づいたタイミングが遅かったため、Aランクのみ&模擬テスト1回だけしかできませんでしたが、普通に過去問をやっただけでは回答できない問題も対策できたので、もっと早めに着手すれば良かったかなと反省しました。

試験当日

そして試験当日。

A免除試験はネットではあまり情報が落ちていませんでしたので、どうなるか分からずハラハラしました。

会場と規模感

会場は、新宿西口のレンタル会議室でした。受付に並ぶ行列が複数あり、入り口がかなり混雑していました。

私が受験した部屋だけでも、120人前後が受験しており、かなりの人数が集まっている印象でした。

さらに、同フロアには少なくとも他に2部屋あり、そのうちの1部屋は席数が明らかに多い大規模な会場でした。別の階にも基本情報関連の案内板が出ていたため、全体として相当な人数が受験していたように思います。

受付時の案内内容から、受講した講座ごとに部屋が分けられている可能性があり、他の部屋は他社経由で申し込んだ受験者なのかな、と感じました。

受験者の雰囲気(年齢・男女比)

男女比は6:4くらいで、ITの試験の割には女性も多い印象でした。試験官のアナウンスから、法人で受けている人も一緒に受験していた模様です。

年齢はバラバラで、大学生らしき学生から、40代後半くらいに見える受験者まで、幅広い年齢の人が受けている印象でした。

帰宅途中のエレベーターで一緒になった2人組は韓国語で感想を語っており、バックグラウンドの多様さも印象に残りました。

当日の流れと時間

開場は8:50で、注意事項説明のため、9:15までくるように指示がありました。

私は、想像していた以上に開始が早いスケジュールで驚きました。
A免除試験は東京・名古屋・大阪・福岡のみでしかやっていないのに、
この時間だと住んでいる地域によっては前泊が必須になります。

ひょっとして、午後の回もあるのかな?と思って調べてみたところ、
別サービスの独習ゼミのサイトで 90分(9:30~11:00)と記載されており、
eラーニング系のサイト共通であることが伺えました。

あやおり子

当日は普段よりかなり早い朝6時起きで、試験中にちゃんと頭が回るか、少し不安を感じました。

IT系は出社時間が遅い会社も多いはずですし、Eラーニングという特性上、遠方の地域から受験する人もいるはずなので、もう少し遅い時間設定でもよいのでは、と感じました。

試験時間は9:30〜11:00。試験後30分までは途中入室可能です。途中退出は10:30〜10:50(終了10分前)の間で、試験官に申し出をした後に退出していいとのアナウンスがありました。

試験会場の会議室に時計はありませんでしたが、途中退出関連でこまめにアナウンスがされるので、時計がなくてもそこまで不便を感じないように思いました。

試験形式

試験はマークシート方式で、1問ずつマークしていく方式でした。

マークシートは専用の試験用紙ではなく、市販のマークシートが使われている可能性が高かったです。(マークシートにロゴが記載されていました。)

また、問題用紙は持ち帰り可能と案内があり、試験後に内容を振り返ることもできます。

電卓の持ち込みは不可でしたが、時計は持ち込み可能でした。

試験受けた感想

IPAのA免除試験の過去問と同様に、過去問からかなりの割合で出題されるので、過去問をひたすら解く勉強方法で間違いなかったように思いました。

反省点としては、もう少ししっかりと時間を計算して問題を解けば良かったという点でした。1つの問題に固執してしまい、見直しがギリギリになってしまい、検証に時間がかかる他の問題が解き終わらなかったのが残念でした。

結果発表

修了試験日の翌営業日に、IPAのWEBサイトで答えが公開されます。

また、正式な結果は、修了試験の1週間以内にメールで結果が通知される案内がありました。

私は手応えを感じていましたが、せっかくだからと、採点せずに結果を待っていました。

そして、受験した週の木曜日に結果が届きました。

結果は…
60点中50点!!!(合格ライン: 36点)
で合格でした!!!

過去問を中心に時間をかけて念入りに対策したこともあり、本番では落ち着いて解くことができ、余裕を持って合格できました。

なお、科目B試験ははすぐに受けられるわけではないようです。

2026年1月2日(金)からの1年間の試験が免除対象で、翌週( 12月24日(水))の10時以降に申し込み可能と記載されていました。

まとめ

科目Aが免除された今、残る課題は科目Bだけなので、腰を据えて取り組んでいこうと思います。

ABOUT ME
あやおり子
特技はプログラミングのWEBデザイナーです。 WEB制作会社に勤めていた経験を生かして、 ちょっとマニアックな記事を作成しています。