エッセイ

【エッセイ】会社とディレクターとクリエイター

私は元コーダーで、現在はディレクターとして転職活動をしている。
しかし、ディレクターだと希望している条件が合わず、クリエイターとしてコーダーに戻ろうかと考えている。

私が転職先として希望している条件を考えたとき、

  • 制作物を作るだけでなく、その先のビジネスを考えている会社
  • クリエイター(デザイナーやコーダーなど)を大切にする会社
  • 業務効率化に積極的で、年功序列でなく成果主義である会社
  • 積極的なIT投資をしており、上下関係気にせずに意見を言える会社
  • 出産し、将来的にリモートワークになっても働き続けられる会社

を候補としてあげたが、これらの候補はディレクターでは難しい事が多い。


転職活動をしていて思ったのは、中途で募集しているディレクターは
「ディレクター」=「会社の代表」「雑務要因」
という意識が強いため、組織のために動ける人間が多い。
会社がそういった改善に積極的でなければ、自分の働きやすさが変わることがない。

一方、私はずっとコーダーとして転々してきたことから
「ディレクター」=「クリエイティブの延長上」
という意識が強く、帰属意識があまりない人間である。
だから、自分の働きやすさは何よりも重要視しており、そのうえで自分やりたいことを考えている。


個人的に会社とは、
「人と人との利害一致が連続し、それがビジネスになっている」
と思っていて、それはたとえお客様であっても従業員であっても、同じだと思っている。

「組織の中で働いているから制約があって当たり前だし、その中で与えられた仕事をするから、お金をもらっている」
と考えている人も多いけど、私はそういう考えに消極的。
なぜなら制約を作っているのは”人”であり、時代や状況的なもので随時正義が変わるものである。
特にWEB制作は時代の移り変わりが激しく、お客様の要望は変わっていくもの。
今後、そのような時代に合わせることが出来ない会社は、どこかで成長が止まると思う。

クリエイター出身でディレクターをやっている私は、どこか居心地が悪い。

  • クリエイターの働く環境が悪くても、ディレクターは関係ない。
  • クリエイターの働く環境に融通が効いても、ディレクターには何かしらの制限がある

そういった環境に”違和感を感じない人”が世の中に多いし、
「ディレクターだからしょうがない」とよね考えている人がたくさんいる。
果たしてこれって、正しい姿なのだろうか?

きっと、中途募集という形ではなくクリエイターから成り上がったディレクターが多い会社だったら、
そういった違和感はないのかもしれない。
しかし、そういうところはディレクターとしての求人はなく、クリエイターとしての求人になることも考えると、やはりコーダーに戻ったほうが将来的にもいいだろう。


私の意見は

「集団行動が苦手」

という簡単な言葉で収められてしまうかもしれないけど、

「”誰でも出来る仕事”であっても”クリエイティブ”な仕事が出来る会社にしたい」

という綺麗事の裏返しなのもしれない。