- Local(Local by Flywheel)を日本語化された状態でWordPressで実行したい
- WordPressの新規テーマを何回も作成するけど、ぶっちゃけ初期設定がめんどくさい
- テーマのアップデートやプラグインののアップデートまで自動化したい
この著者はWEBサイト制作を仕事にして5年になります。
現在は、WordPressの専門会社に勤めています。
今回はLocal(Local by Flywheel)で日本語化する上で一番簡単なやり方を紹介します。
今回作成にあたり、あやおり子のオリジナルコマンド集も作りました。よろしければご参考にしてください。
Local(Local by Flywheel) は日本語化の設定がない
WordPressのテーマを作成するためのローカル環境を構築する上で、Local(Local by Flywheel)は
- ボタン操作だけで簡単にWordPressのローカル環境を立ち上げられる
- PHPのバージョンやサーバーの種類をワンクリックで切り替えられる
- WordPress毎にPHPのバージョンやサーバーの種類を変更できる
- 管理画面の1クリックログイン機能がついており、複数ユーザーの切り替えも楽
- Adminerが導入されており、DBへのアクセスもしやすい
といった理由から、一番適したツールなのではと思っています。
しかし、1つだけ懸念点があるとするならば、「日本語化設定がない」ことに尽きると思います。
WordPressをダウンロードする画面で日本語化の設定がないため、管理画面からサンプルの投稿まですべて英語。
【Setting】 > 【General】 にて 「Site Language」や「Timezone」を変更する必要がありますが、それがすごく煩わしいと感じてしまいます。
カテゴリーのラベルやサンプル記事は英語のままなので1つずつ修正する必要があり、これを何サイトもやるのは辛いです。
たった3ステップで、WordPressサイトを初期化+日本語化まで自動化する方法を発見!
何かいい方法がないか悩んでいると、1つのサイトを発見しました。
Local(Local by Flywheel)で新規作成したWordPressサイトを簡単に初期化+日本語化する方法
https://wp.go-sign.info/init-local-by-flywheel-to-ja/
①Local(Local by Flywheel)でシェルを開く
②シェルにて自動化のコマンドをコピペして実行
wp eval 'exec(file_get_contents("https://raw.githubusercontent.com/ko31/init-local-by-flywheel/master/command.sh")." > /dev/null", $output); printf("%s\n", implode("\n", $output));'
③WordPressを開いてみて再度確認する
といった、たった3ステップだけで出来るそうです。めっちゃ神です!!!
参考URLには、制作者さんのGitが紹介されておりました。
https://github.com/ko31/init-local-by-flywheel
魔法の呪文はWP-CLIの応用版だった
この自動化のコマンドは何かというと、制作者がGitHubでアップされているcommand.shに書かれているコマンド集を一括で実行するコマンドです。
https://github.com/ko31/init-local-by-flywheel/blob/master/command.sh
これらのコマンドはWordPressを管理するためのコマンドラインインターフェース「WP-CLI」で使われるコマンドです。
WP-CLIを使うことでWordPressをコマンドから管理出来できます。
プラグインのインストールや、ユーザの設定、パーマリンクの設定などなど、出来ることはさまざま。
たしかに「Open Site Shell」ボタンを押すとターミナルにWP-CLI 2.7.1と記載されており、WP-CLIを使うことで、設定がラクになりました。
ずっとLocal(Local by Flywheel)に「Open Site Shell」が実装されている理由が分からなかったのですが、WP-CLIを使えるならば納得のUIです。
同じ仕組みを利用すれば、オリジナルの初期設定が作れるんじゃね…?
一方、サイトに掲載されているコマンドは制作者さんにとって使いやすいコマンド集なので、私は他にも初期設定する必要がありました。
ならいっそのこと、サイトに掲載のコマンドを使うよりも、自分のオリジナルのコマンド集を使った方がいいんじゃない?
そう思い立った私は、色々なサイトを見漁りながら、自分専用のコマンド集を作りました。
wp eval 'exec(file_get_contents("https://raw.githubusercontent.com/ayaoriko/custom-wp-cli-shell/master/init.sh")." > /dev/null", $output); printf("%s\n", implode("\n", $output));'
- ベータ版への変更、および日本語版の再インストール
- サイトの言語、タイムゾーン、日付、時刻、パーマリンク変更、サンプル削除などの元のコマンド集の内容を一通り設定
- プライバシーポリシーページの削除
- カテゴリー名を「未分類」に変更
- テーマの全削除
- デバッグモードをtrueにする
- 必要なプラグインインストール
- 空の固定ページを作成し、フロントページの表示を固定ページに変更をする
というような、元のコマンド集よりも強力な内容となっております。
参考サイト
- https://qiita.com/IK12_info/items/4a9190119be2a0f347a0
- https://qiita.com/miya0001/items/96a684e2f819f9d8b4a4
- https://zenn.dev/hisho/articles/4a572fd7ae74947a9111