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その他

なかなかレア?「女子大数学科」の違いや特徴を紹介します!

この記事で分かること
  • 女子大数学科の違いが分かる
  • 女子大数学科の特徴を知ることが出来る
  • 女子大数学科が置かれている現状が分かる

今回、なかなかレアかと思われる「女子大数学科」を比較をしていきます。

あやおり子

このブログの作者も、女子大数学科出身です。

今回は女子大数学科に所属していた立場から、各大学の違いについて書いていきます。

国立女子大

お茶の水女子大学 理学部 数学科

公式サイト 数学科

  • 定員
    20名
    ※参考:公式サイト
  • 場所
    東京都文京区大塚(茗荷谷駅、護国寺駅)
  • 純粋な数学科
  • 女子大数学科の中で最も偏差値が高い
  • 毎年平均10名以上が大学院に進学。

前身の東京女子師範学校開校から140年余、理学部が設置されてから70年近くになるという、歴史と伝統をもつ大学です。

定員が20名と少なく、徹底した少人数教育が行われています。

純粋な数学をやりたい人にはうってつけの大学です。

奈良女子大学 理学部 数物科学科 数学コース

公式サイト 数学コース

  • 定員
    57名(数物科学科)として
    ※参考:公式サイト
  • 場所
    奈良市北魚屋西町(近鉄奈良駅)
  • 関西で唯一の女子大数学科
  • 数学と物理が学べる
  • 2022年に工学部が新設される
  • 半数近くが大学院に進学

関西で唯一の女子大数学科。

その影響か、WEBサイトのコンテンツが充実しています。

一番の特徴としては、「数学コース」の他に「数物連携コース」があります。

こちらは、数学・物理のバランスのとれた学問の習得したうえで、計算機のプログラミング技術を身につけ、さらに科学的な発展を目標とする独特のコースです。

数学と物理のどちらも学びたい欲張りな人におすすめですね。

2022年に工学部が新設されるので、物理の授業がより充実されることが見込まれるでしょう。

私立女子大

津田塾大学 学芸学部 数学科

公式サイト 数学科

  • 定員
    45名
    ※参考:公式サイト
  • 場所
    東京都小平市
  • 1年次から少人数制のセミナー
  • 数学教員になりたい人にオススメ

東京の女子大数学科の中で唯一区外にあるのが津田塾大学です。

1年次から少人数セミナーがあるのが特徴。

情報科学では専門分野に直結する「情報科学英語」という科目があるため、大学院の受験もしやすいでしょう。

今回紹介する3女子大の中では、カリキュラムの作り方や津田塾大学の成り立ちの関係上、数学教員志望の人が多いことが想定されます。

数学教員になりたい人にオススメします。

日本女子大学 理学部 数物情報科学科

公式サイト 数物情報科学科

  • 定員
    92名 (化学生命科学科とあわせると189名)
    ※参考:公式サイト
  • 場所
    東京都文京区(最寄りは目白駅)
  • 数学と物理と情報の3コースに分かれる
  • 理科の教員免許も取得出来る
  • 人数が多いため授業数も豊富

一番募集人数が一番多く、「理学部」の名称が唯一残る学部。

最終的には数学と物理と情報の3コースに分かれて卒論を書くそうです。

学費が若干高い(と言っても他の理学部に比べて高いわけではない)ものの、理科関連に力を入れていることから理科の教員免許も取得出来るという視点でかなり魅力的だと思います。

また、在籍人数も多いことから授業数も豊富。選択科目で「地学」のカリキュラムを取ることも出来ます。

そして、名前から分かるように、数学を学びながら物理が学べることも特徴です。

昭和女子大などの建築方面で物理を学べる大学は多いですが、純粋に数学と物理一緒に学べる私立女子大は日本女子大のみといっても過言ではないでしょう。

東京女子大学 現代教養学部 数理科学科 数学専攻

公式サイト 数学専攻

  • 定員
    35人
  • 場所
    東京都杉並区(最寄り西荻窪駅・吉祥寺駅)
  • 理系の私立大の中では最安値に近い学費
  • 少人数教育
  • 受験科目として数Ⅲが必須ではない

「数理科学科」としての歴史が長く、現代教養学部の中に数理科学科であるため、教養の一つとしての数学と考えている人にマッチした大学です。

受験科目として数Ⅲが必須ではないため、理系に行きたい文系の高校生にもおすすめです。

学校全体で1学年890人が定員であるにも関わらず、情報理学専攻とあわせても70人前後と少人数。

そのため、英語などの一般教養では情報理学専攻と一緒になる機会も多いです。

他の特徴としては、理系の私立大の中では最安値に近い学費

学費は文系とほぼ一緒で、初年度125万は私立文系でもそこまで高い金額ではないため、なるべく安い金額で数学を学びたい人にもってこいでしょう。

最近は女子大数学科の人気が落ちている

最近は全体的の傾向として、女子大数学科の人気が落ちている傾向があります。

理由としては

  • 工学部のような、社会に直接役立つ学部人気が高い
  • 就職先は男社会なので、あえて女子大を避ける考えの女子も多い
  • 少子化で、そもそもの受験人数の減少

があげられます。

そのことから、日本女子大学では情報要素が強化されるなどの、新たな対策を打ち始める女子大数学科も出てきました。

近い将来、日本女子大学に続き、新たな改革が発表される女子大数学科も出てきそうですね!

ABOUT ME
あやおり子
特技はプログラミングのWEBデザイナーです。 WEB制作会社に勤めていた経験を生かして、 ちょっとマニアックな記事を作成しています。